グロース株ETF「VUG」とは?

投資

設定来リターン10%超え(2022年5月26日現在)のグロース株ETFです。この銘柄の詳細と個人的な感想を綴ります。

VUGとは

正式名称は「Vanguard Growth Index Fund ETF」で

ティッカーシンボル「VUG」です。

VWOBのポイント

簡潔に言えば、「バンガード社」が管理している「アメリカのイケイケ企業」の株に投資したETFです。

連動指数として「CRSP US Large Cap Growth Index」を採用しています。

バンガード社

私が好きなファンドの1つです。世界で初めて個人向けインデックス型投資信託を提供した会社で、低コスト投資を世に出した「インデックス・ファンドの父」です。

特徴としては、シンプルで分かりやすい指数を採用し、経費率も安く、個人投資家に寄り添った金融商品を提供しています(あくまで私の個人的な印象です)

CRSP US Large Cap Growth Index

簡潔に言うと、シカゴ大学が開発した米国株式市場の大型グロース銘柄で構成される時価総額加重平均型の指数です。

CRSP

Center for Research in Security(シカゴ大学証券価格調査センター)

の略で、シカゴ大学のビジネススクールが所有している研究センターの一つです。

US Large Cap Growth Index

米国株式市場の大型株指数(CRSP US Large Cap Index)の中で

  • 1株当たり利益の長短期成長予想
  • 直近3年間の1株当たり利益成長及び売上成長実績
  • 総資産に対する短期投資比率
  • 総資産利益率(ROA)

といったグロース特性のスコアリングと

  • 株価純資産倍率(PBR)
  • 予想及び実績株価収益率(PER)
  • 配当利回り
  • 株価売上高倍率(PSR)

といったバリュー特性のスコアリングを行い

グロース特性の大きい銘柄を時価総額加重平均で集めたインデックスです。

構成銘柄

(出典:バンガード社公式HP)

業種として、テクノロジー関連で50%近くの比重を占めてますね

(出典:バンガード社公式HP)

上位10社で投資比率が50%超えており、テクノロジー系が上位を占めています。

QQQとの違い

連動指数

  • QQQ:NASDAQ市場銘柄時価総額上位100(金融機関を除く)
  • VUG:CRSP US Large Cap Growth Index(米国大型グロース株)

VUGは米国株市場全体が対象となっている為、NYSEに上場しているVisa等も対象として含まれます。なので、QQQよりもより幅広く銘柄を拾っています。

現状ではNASDAQ100構成銘柄が強すぎるので、QQQもVUGも似たような銘柄構成になってしまっています。また、経費率がQQQより安い事も(年率0.04%)魅力の一つです。

比較チャート

VUG設定日の2004/1/30から2022/5/27までの比較チャートです。

青がQQQ、赤がVUGですが、2倍近くのパフォーマンスの差があります。

それだけNASDAQ一強時代が続いているという事ですね。

VUGチャート

直近は下げてしまっていますが、概ね堅調に推移しています。リーマンショック時は約40%の下げを記録しており、ショック後約1年6か月で元の値段に回復してます。

最悪の場合、半値位までの下落and2年以上放置する覚悟が必要です。

個人的感想

超長期が前提であれば十分良い投資先だと思います。QQQも良いと思うんですけど、経費率が0.20%でVUGの5倍ありますからね!

NASDAQ最強!余分な銘柄入れる必要ないじゃん!と感じるのであればQQQ

長い目で見れば、NASDAQ以外にもいい銘柄があると考えるならVUGです。

ただ、どちらもグロース株に比重が偏っていますので1点張りはあまりオススメしません。つみたてNISAで全世界株式とかに満額でやっていて、それでも資金が余っていればVUGやってみる。その位の温度感で良いと思います。

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