毎月配当!!高配当債券ETF「VWOB」って何?

投資

配当利回り5%近く(2022年5月26日現在)の高配当債券ETFです。この銘柄の詳細と個人的な感想を綴ります。

VWOBとは

正式名称は「Vanguard Emerging Markets Government Bond ETF」で

ティッカーシンボル「VWOB」です。

「バンガード社」が管理している「新興国政府」の「債券」に投資したETFです。

例えるなら、陽の目を見ていないけど頑張っている弱小芸能事務所70社を、エイベックスが拾い上げて一大企業連合として世間に売っていく感じでしょうか。(的を得ているか解らんけど…)

地下アイドル単体に投資するよりかは、それを管理している弱小経営事務所の方が安心だし、それが70社集まったらより安心だよね?しかもエイベックスが事前に選定した芸能事務所だし…って感じです。

VWOBのポイント

簡潔に言うと、70カ国程度の新興国政府ドル建て債券に、750銘柄程度に分散投資したバンガード社のETFです。

バンガード社

いいですね~。好きなんすよ、バンガード。世界で初めて個人向けインデックス型投資信託を提供した会社で、低コスト投資を世に出した「インデックス・ファンドの父」ですよ!

昨今のS&P500ブームはこの会社の功績無くして生まれていないですからね!!

70カ国程度の新興国に分散

(出典:バンガード社公式サイト)

トップ2がメキシコ・サウジという事で中々ヒリつくラインナップになってます笑。ただ、ある程度の分散は効いていますし、新興国といえど政府が発行している債券ですからね。ギリシャショックや戦争位のインパクトがない限り大丈夫でしょう!(どっちも地味に頻度高くね?笑)

750銘柄程度の債券に分散

(出典:バンガード社公式サイト)

全体の45%が投資不適格債(ジャンク債)ですね。まあ、債券で4%以上のリターン得ようと思えば仕方ないんじゃないでしょうか。だからこそ、いろんな国の色々な銘柄に分散してますしね。

ドル建て債券

新興国相手に債券買ってますから、同然投資先の自国通貨は米ドルではありません。

「金利は米ドルで払ってね。自国通貨が安くなってたとしてもそっちの責任でしょ」っていう約束の元、債券を購入してるって事です。新興国は為替リスクを負うことになりますから(ウクライナ侵攻時みたいにルーブルが80%下落したら、ロシアはドルで金利払えませんよね。まぁ、ルーブルの価格は今のところ元に戻ってますが)当然低めに金利を設定します。ただ、そもそも新興国の自国通貨は信用度が低いので、リスク許容度としてはドル建て債券が良い塩梅なんでしょう。

VWOBチャート

背筋が震える下げですね~。そもそも債券はキャピタルゲインではなくインカムゲインを狙う商品ですので横ばいでしたが、昨今のインフレ懸念で債券価格が下落(金利が上昇)してます。歴史の古い商品であればリーマンやギリシャショック時の価格変動も参考にできたのですが、歴史が浅いのでその辺りのデータはありません…。

個人的感想

メインとしては難しいですが、スパイス的に多少は投資してもいいのでは。

経費率も0.2%と新興国債券ETFにしては安いですし…。

個人的にはBLVとかと合わせて購入して、自身のリスク許容度考えて投資するのがオススメです。

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